UNIXという考え方―その設計思想と哲学
Mike Gancarz 芳尾 桂
「なぜUNIXなのか」をプログラマにとっての考える機会になると思います。
僕が好きなところをピックアップ。
「小さいものは美しい」
小さく使って大きく動かせ!!と僕はつねづね思うわけです。
タッパーウェアで100万ドル叔母のエピソードがでてきます。なるほどそれが、マルチレベルマーケティングなのかとおもしろいです。何故これが、ソフトウェア開発に関係するのかは本書参照のこと。
「よいプログラマはよいコードを書く。偉大なプログラマはよいコードを借りてくる」
「独自技術症候群を避ける」
「コードを他者が梃子として使うのを認める」
「部分の総和は全体よりも大きい」
追いつめられた人間が第一のシステムを創る
「専門家」が、第一のシステムで証明されたアイデアを用いて第二のシステムを作る
第三のシステムは第二のシステムで「火傷」した人が作る。
そして、「第三のシステムの設計者には、ようやく「正しく」やることができる時間が与えられる」
ちなみに、コードが変化しているのに変化しきれないドキュメントはもう役に立たないと思うしだいです。
あと、「コンピュータの出現以来、書かれてきたすべてのプログラムはフィルタだ」これってすごく含蓄があると思います。
2007年12月16日日曜日
UNIXという考え方―その設計思想と哲学
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿