世界がキューバ医療を手本にするわけ
吉田 太郎
この本を読むきっかけは、アルゼンチンの世界的に有名なフットボール選手のマラドーナがキューバで治療を受けたということが気になった、というのものあります。
本書のエピローグにありますように、日本で得られる(メディアから与えられる)情報は、米国経由で極端にバイアスがかかったものが多いのかもしれません。僕自身、キューバについて、米国の経済封鎖、旧ソ連の後ろ盾のなくなった国で、半世紀前のキューバ革命のノスタルジックなイメージしかなかったです。
キューバの医薬品は独自で開発されたものが多数あるそうです。これは、経済封鎖の影響、高価な医薬品を外国から購入できない等の理由にもよりますが、教育制度、医療に対する取り組み方から生まれたもののようです。独自の医薬品や、医療は、経済封鎖を受けたのちの外貨獲得手段となっているそうです。
マラドーナがキューバで治療を受けたのは、安く治療が受けれるということもあるかもしれませんが、キューバの医療技術の高さがあるのでしょう。
キューバにたいする見方がかわるきっかけとなる一冊だと思います。
参考ブログなどなど:
代替案 実利と脅迫と友情と(米国とキューバ)
<読書・・・「世界がキューバ医療を手本にするわけ」3・・・> - 農協労組活動家で万年係長の日記
「世界がキューバ医療を手本にするわけ」の感想があります。
【ドロンパ★CUBA】/ウェブリブログ
キューバ大好きな方のブログです。
キューバの有機農業
著者のホームページです。
ジャワ島中部地震へのキューバの援助活動
2007年10月27日土曜日
世界がキューバ医療を手本にするわけ
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿